
サン・マルコ広場周辺観光地ベスト3!
永久保存版!
- サン・マルコ寺院
- ドゥカーレ宮殿
- 鐘楼
1.サン・マルコ寺院
開館時間: 9:45〜16:45
料金:5ユーロ
*短パン・ノースリーブ・サンダル不可。大きなリュックはクロークに預けます。
サン・マルコ寺院は、828年にエジプトからベネチアの商人が運んできた聖人マルコの遺体を祀る目的で建築されました。聖人マルコとは、キリスト教の副音書の著者の1人で、街の守護聖人です。そのため、彼のシンボルである有翼の獅子は、ベネチアの街の至る所に装飾されています。
火災の被害にあい、11・17世紀に改修され、現在の寺院となっています。
見どころ
見どころ1 寺院正面に連なる5つのアーチ
サン・マルコ寺院正面には、大理石による2層のアーチが5つあり、それら1つ1つ黄金のモザイクとゴシック様式の尖塔で飾られています。
5つのアーチに描かれているのは、聖人マルコの遺体を運び出す一連の様子です。
寺院の外観は、時間帯によって見え方が大きく変わります。お勧めは、夕日のさす時間帯。黄金のモザイクと夕日の光が反射しあい、美しく・幻想的な様子を楽しむことができます。
見どころ2 モザイク画で飾られた寺院内部
内部に入れば、そこは異世界! 床・柱・壁全てに大理石が使われています。天井を見上げると旧約聖書の物語が美しく描かれています。内部全体にモザイク画が描かれており、その内容はキリストの生涯から受難、復活です。寺院中央から上を見上げれば、天使に囲まれたキリストに、聖母マリア・12使徒の姿に圧倒されるでしょう。
寺院最高の至宝「パラ・ドーロ」! 10世紀に作成され、1342年に完成。当時の金銀細工芸術の集大成と言える宝。真珠やエメラルド・サファイア、ルビーなどで装飾されています。
2階は、博物館コーナーとなっている場所もあり、歴史や貴重な資料を閲覧できます。
見どころ3 広場を一望できる寺院からの眺め!
2階からサン・マルコ広場や時計塔・鐘楼を一望できます。
2.ドゥカーレ宮殿
開館時間: 4月〜10月 8:30〜19:00 11月〜3月 8:30〜17:30
休館日:1/1 12/25
料金:24.50ユーロ *サン・マルコ広場周辺共通券使用で16.50ユーロ 共通券は宮殿入口・各インフォメーションセンターで購入できます。
ベネチア共和国の富と権力を象徴するドゥカーレ宮殿!この宮殿は、国会や行政、裁判を司る場所であり、牢獄の役割も果たしてきました。
見どころ
見どころ1 3階 大評議の間
ヴェロネーゼ作「ベネチアの勝利」の他に、世界最大の油絵ティントレット作「天国」や総督の肖像画76枚も観られます。ディティールの細やかさ・空間の迫力に息をのむことでしょう!
ヴェロネーゼ作「ベネチアの勝利」(画面中央に見える円形の作品)
ティントレット作「天国」
見どころ2 4階 謁見の間
ここは、各国の大使との謁見・条約調印に使われました。部屋に入ると正面には、ヴェロネーゼ作「レパント海戦の勝利を感謝するヴェニエル総督」が目に飛び込んできます。天井には、ヴェロネーゼとその弟子11人の板絵が美しくはめ込まれています。
謁見の間入口
見どころ3 牢獄と溜息の橋
牢獄としての役割も果たしていた宮殿。元々は宮殿内1階が牢獄となっていましたが、劣悪な環境による影響や囚人数の増加に伴い、新牢獄を建築しました。この新牢獄と宮殿を結ぶのが、溜息の橋なのです。
新牢獄 窓やトイレ等はなく、壁には様々なメッセージが書き込まれています。
溜息の橋内部
溜息の橋は、もともと牢獄の橋と呼ばれていました。しかし、宮殿で有罪判決を受けた囚人が、この橋から外界の美しい景色を見渡し、この世に別れを告げて溜息をついたことから、後に溜息の橋と呼ばれるようになりました。
3.鐘楼
開館時間:1月2週目ごろ〜6月、10月 9:00〜19:00 7月〜9月 9:00〜21:00
11月〜12月中旬 9:00〜15:45
料金:8ユーロ
888年〜1514年に建築され、96.8mの高さにもなる、サン・マルコ広場のシンボルです。1902年7月に倒壊し、1912年に再建され現在に至ります。
エレベーターを使って、鐘のある屋上まで上がることができます。
見どころ
見どころ ベネチアの街とラグーナの絶景!
エレベーターで屋上まで上がったら、そこには360度見渡す限りの絶景が広がります! 是非朝・昼・夕・夜と時間帯を分けて登り、素晴らしい眺望を堪能してください。
サン・マルコ広場も一望できます。
画面奥に見える島には、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会があります。
総評
文句なしの星5つです!じっくり観て回るには半日〜1日必要です。各インフォメーションセンターで「サン・マルコ広場周辺共通券(16.50ユーロ)」を事前に購入し、費用も時間もお得に観光したいですね!
*「サン・マルコ広場周辺共通券(16.50ユーロ)」の対象は、ドゥカーレ宮殿・コッレール博物館・国立考古学博物館・国立マルチャーナ図書館になります。